だらけ

久々にログインしようとしたらパスワードの入力を間違えすぎてロックされてしまったので一日遅れて更新している。しかしここは気持ちが厚くなった時に来て、その気持ちの膜をそっと剥がして畳んで置いておく場所なので、一日も待っているわけにはいかない。待っている間に、この膜は融解して染み込んでしまうあるいは気化して消えてしまうから。この膜、ブヨブヨとしているから生ものなんだと思う。見たことも触ったこともないけど。

 

それで仕方なくメモ帳に打ち込んでいる。鮮度が保てない感じがするけど仕方ない。仕方ないことばかりな一方で、仕方ないでは済まされないことが多すぎるのもまた仕方のないことなのだろうか。


無職になって1ヶ月が経った。「無職」って「無敵」みたいな字面でかっこいいから好きだ。事実、その二つはそんなに遠くないのかもしれない。私がこの1ヶ月どんなに無敵だったかというと、たくさん眠って美味しいご飯を作って頬張ってンピ!とかウキュ!とか言っていたら毎日が終わっていたほどだ。無敵だ。普通に働いていたら敵ばかりで、ンピ!とかウキュ!とか言えてない。そんな私でも永遠に無敵でいられるわけじゃない。髭のおじさんややわらかな桃色の球体でさえ一瞬なのだから。

掌の上の窓を「求人」の看板しかない景色が流れていく。ガタン……ゴトン……くらいゆっくりとしているのに一つも目に留まらないのは、水に流せなくて見ずに流しているからなんだと思う。「現実はそう上手くいかないな…」とどんなオタクよりもクサい台詞が頭に浮かんだので、じゃあ現実じゃなかったらここからどう上手く転がるのかと考えてみたんだけど何も思いつかなくてビビる。転がるってムズい。どうして良いのか分からなくて、むず痒い。でも転がれないのなら、転がされればいいのかもしれない。しかしながら「ない」だらけだな、まだ朝なのに。


眠たくなってきたから二度寝する。いくら無敵でも、睡魔には勝てないので仕方がない。